県木材協会(松山市)は23日、愛媛ブランド材「媛(ひめ)ひのき」を使って作ったベンチとテーブル計8点を西条市に寄贈した。西条図書館(大町)でのお披露目式には関係者約10人が出席し、地域の木材の利用拡大を願った。
 「媛すぎ」「媛ひのき」のブランドPRや需要拡大を目指し、協会が2015年度から国の木材関係者らへの支援事業を活用してベンチやテーブルなどを製作。16年度は10月末までに、県や全11市などの施設に計約110点を設置する。
 式では、協会西条支部の白石圭史郎支部長(38)が「人に優しい木材をふんだんに使用し、瀬戸内海の島々をイメージして作成した」と説明し、青野勝市長に目録を贈呈。青野市長は「市民の皆さんにも安らぎを感じながら公共施設を利用していただけると思う」と応じた。
 西条市では、地域創生センター(ひうち)や小松農村環境改善センター(小松町大頭)など5施設に設置している。